【インタビュー】ISGを通して学んだことは多い。尾崎僚大さん/神戸通訳ツアー

今回のインタビューは、 尾崎僚大さん 。

神戸市外国語大学 外国語学研究科 国際関係学専攻 修士課程1年 の大学院生です。

2020年2月2日(日)に行われた神戸通訳ツアーの通訳者として参加されていましたので、インタビューさせていただきました。

ツアーの準備期間

本日はお忙しい中ありがとうございます。本日はよろしくお願いします。
神戸通訳ツアー中の通訳がとても分かり易く、相当準備・練習されたんだろうなと、ただただ感心しました。
今回の神戸通訳ツアーは何度か実施していているとお伺いしましたが、準備期間について教えてください。

ISG(通訳勉強会)では、毎週金曜に通訳の勉強会をしています。更に、定期的に今回のようなイベントや活動も行っています。

今回の神戸ツアーに関しては、昨年12月頃より案が出ていました。そのころから、通訳メンバーや参加者の調整をしていました。昨年の8月に行った第一弾をベースに、新しいトピックやトリビア的要素を加え、アップデートしました。

日々、進化している感じですね。

ツアーの練習期間

どのくらい練習されましたか?

練習については、基本的に代表の大西さんが英語でガイドをするので、彼が作った大まかなスクリプトをベースに英日通訳を練習しました。神戸についての基本的情報や巡る場所の情報なども予めインターネットなどで大まかに調べておくといったこともしました。

私がガイドを担当する部分は、大西さんと一緒に原稿を考えました。ツアー前日には大西さんとともにリハーサルを行い、実際に神戸のスポットを巡りながら英日通訳を行ったり、ルート確認や私の担当するパートの練習などを行いました。

ツアーを通して無駄がなかったので、相当シミュレーションされてたんだろうなと感じました。やはり、リハーサル等余念がなかったのですね。

ツアーで良かったところ

今回のツアーでの良かったところについて教えてください。

リハーサルを前日に行っていたこともあり、スケジュール通りにツアーを行うことができたと思います。時間も予定通りでしたし、目的地にもスムーズに行けたと思います。
また、コロナウイルスの影響より、元々ルートに含まれていた南京町を予定から外しました。
状況から判断し適切に柔軟に対応できたと思っています。

二回目ということもあり、前回よりも全体的にリラックスして挑めたと思います。また、事前の練習やリハーサルで準備していたので、細かい部分やミスはあったものの、概ねしっかりと通訳できたと手ごたえを感じています。
参加者の皆様からも有難い事に好評を頂きました。
固有名詞や決まった表現に関しては、予め気をつけてしっかり把握しておいたのも良かったです。

新たなチャレンジとして、今回は通訳だけでなく、ヴィッセル神戸紹介と北野エリアでのガイドも担当させていただきました。スクリプトや発表の仕方など、代表の大西さんにしっかりと指摘してしてもらったり打ち合わせ出来たので、満足のいく内容になったと感じています。

臨機応変に動けたのも、しっかりした準備があったからなのですね。個人的に、英語ガイドの尾崎さんのヴィッセル神戸のガイドのコーナーはとても良かったなあと思いました。

ツアーを通して個人の改善点

ツアーを通して個人の改善したいところはありますか?

個人の改善点としては、数字などの基本的ミスを改善するのはもちろんのこと、話者の言ったことをより正確に訳す練習が必要だということです。
これはずっと気にかけていることで、話者が相槌を使っていない場合、本来は入れるべきではないのですが、訳す際に、”えーっと”などたまに言ってしまいます。また、訳す際に自分の知識で補ってしまったり自分の言い方に変えて、話者の話と多少ずれが起きてしまうことです。以上のことに関しては、さらなる練習と意識付けが必要と考えています。

私の担当した部分では、一つ目のヴィッセル神戸と二つ目の北野エリアのガイドにどうしても興味の度合いが違ったため、ガイドの完成度にずれがあったことです。例えば、表情やスピーチの滑らかさなどに違いがあったと指摘されたので、次回からはよりそういった点にも意識していきたいです。

なるほど。 完成度の差は、興味の度合いによっても違いが出るのですね。どんな分野においても同じように完成度を高めていくというのは、今後の課題になりますね。

ツアーの改善点

ツアーの改善点について教えてください。

ツアー全体の改善点としては、参加者からの質問により答えることができれば良かったなと感じています。
ツアー参加者の性別や年代からもう少し質問を予想できたなと感じています。

そうですね。話が白熱すると色々な質問がでますよね。

通訳の練習を通して役に立ったこと

通訳の練習をしていて、別のところで役に立ったことは何かありますか?

ISGの活動で、英語を使う機会が増えたので、英語の単語や意思伝達など英語力が上がったと想います。同時に、日本語についてもより一層気を配るようになりました。

例えば、この英文のシチュエーションではどのような日本語が適切か、文頭文末が自然かなど、日英の切り替えをうまくできるよう意識しています。

普段の通訳勉強会では、時事問題、スポーツ、観光など幅広いトピックを扱っています。そのため、時事問題や自分のあまり知らない分野について知ることができるので、知識の幅が広がったり、国際ニュースにより敏感になりました。

また、通訳においては予習や下調べが大切になります。
どのような事が話されるか、キーワードなどを想定し、準備します。ですので、以前よりも前準備などのリサーチ力が上がったと思います。

通訳の際はメモを取ることが重要になります。
素早く要点を把握するための様々なテクニックを学びました。例えば、矢印などの記号を使用したり、英語と日本語の両方を適宜使います。
ニュースや授業など情報量が多く話すスピードが速めな時にメモを取りやすくなったように感じています。

通訳勉強会を通して、世の中へのアンテナが広がったかんじでしょうか。いい感じですね。

将来の目標

将来の目標について教えてください。

実は、私自身通訳は昨年の4月に代表の大西さんと神戸市外大にてISGを立ち上げて以来の新しいチャレンジでした。ですが、ISGでは自分の語学力やこれまでの研究分野の知識などを活用することもできました。

ISGの活動を通して学んだことは非常に多いです。語学力、
通訳の練習はもちろんのこと、それに伴った様々なテクニックやスキルを身に付けてきたと思います。その他にもイベントの計画や運営、コミュニケーション力といろいろと勉強になりました。

今後はISGとして、今までの活動を継続しつつ、新たなイベントなどを計画していきたいです。そして、通訳に少しでも興味を持ってもらったり、経験してもらえる場所づくりと、
新たなメンバーを増やせたらなと思っています。

私個人としては、通訳業や翻訳業にももちろん興味がありますし、普段は国際関係学を専攻しておりますので、自分がこれまで得てきた経験や知識、スキル等を活かせる新しい事にも積極的に挑戦していきたいです。

ツアー参加中も将来のことについて色々考えておられて日々努力されていることがうかがえました!今回のインタビューでは全て聞くことができませんでしたが、また機会がありましたらお話を聞かせてください。本日はありがとうございました。

この記事を書いた著者

Tetsuya
Tetsuya
Cotoba PRESS編集長のTetsuyaです。
普段はイングリッシュスクールの運営・直接の指導とCotoba PRESSの編集に携わっています。
温かい言葉は、人と世界をつなぐことができると思っています。
言葉を通してみんながニコニコできる世の中になればいいなと思っています。

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