【インタビュー】神戸通訳ツアーの将来像、予定について/社内通訳者として働く大西亮平さん(3/3)

大西さんへのインタビュー最終回は、神戸通訳ツアーの将来像、英語を話すときに心がけていることなど、内容盛りだくさんです。

こちらの記事は、【インタビュー】神戸通訳ツアー/社内通訳者として働く大西亮平さん(2/3)の続きです。

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インタビュー③

☑神戸通訳ツアーの狙いと将来像

今後の神戸通訳ツアーの狙いと将来象を教えてください。

これからも神戸通訳ツアーを継続していきたいと思っています。また通訳を入れずに観光客(日本人・インバウンド問わず)に対する神戸ガイドも行っていく予定です。
将来は通訳ツアーという形式が、通訳教育の一形態として日本各地で定着していけば嬉しいです。通訳教育方法については議論があり、どのような環境でどのような教材を用いると最も効果的なのか、まだ結論を見ていないように感じます。その中で通訳ツアーを教育の一環として行っている通訳勉強会は独特であると思います。主催者側、参加者側共に神戸について日英で学習できるので、関係者双方にメリットがあると確信しています。

そういった通訳教育の背景があったのですね。今回のような試みは、独自性があって面白いですね。

☑英語を話すときに心がけていること

個人的に、大西さんの英語の話し方がとても重低音が響いていてかっこよく感じました。英語を話すときに心がけていることなどありましたら教えてください。

英語は日本語よりも抑揚(イントネーション)を大切にする言語です。よって強調したいところはそれ以外の機能語(前置詞、冠詞など)より強く、かつゆっくりと話します。私は声が低い方で、英語学習でシャドーイングをする時も声の低いスピーカーの音源を自然と選んでいたように思います。
英検のウェブサイトで過去問をダウンロードできるので、大学生時代はリスニング音源をシャドーイングに使っていました。英検一級のリスニング問題には、5分ほどのインタビュー問題が最後にあります。その男性スピーカーの声が好きで、ずっとシャドーイングしていると、スクリプトを全部覚えてしまいました。同じ英語教材を何度も繰り返してやることのメリットは、その話し方までも自分に乗り移り、英会話で自然に英語が口から出てくるようになることです。
また先ほどTEDxKobeについて書きましたが、この準備は非常に大変でした。伝えたい核となるアイデアは出来上がっていたのですが、それをどのようなエピソードを交えてどんな順番で話すのか、数百人いる観客に対して、どのようにアイコンタクトを取るのか、ステージ上での立ち居振る舞いはどうすべきか等、改善すべきことは山ほどありました。登壇当日までにリハーサルは70回ほど行ったと思います。その結果、13分ほどのトークが出来ました。YoutubeでTEDxKobe, Onishi Ryoheiと検索しますと”We are all interpreters”という題名のトークがヒットしますので、良ければご覧ください。

☑大西さんから見る通訳とは?

大西さんから見る「通訳」とは何ですか?

私にとって通訳はライフワークです。通訳を通じて勉強できますし、好きな英語を使えますし、何より人様のお役に立てます。お役に立てない時は勉強が足りていないのだと思います。また現在は社会人を中心に英語レッスンも実施していますが、これまで通訳しながら学んだビジネスについての知識がレッスンに大きく役立っています。
仕事を選ぶ時に、「この仕事で自分は成長できるのか?」を考えることはとても重要だと思います。私にとって通訳は天職だと思いますが、一方で勉強不足を痛感する毎日です。「楽」な道と「楽しい」道は、必ずしも一緒ではないのだなと痛感します。

大西さんのレベルでもまだまだ勉強不足を痛感されるのですね。私も頑張ります!
「楽」な道と「楽しい」道は、必ずしも一緒ではない。言われてみればそうですね。同じ漢字なのに差がありますね。

今後の開催予定について

最後になりましたが、次回ツアーの開催予定はありますか?希望すれば誰でも参加できますか?

次回は6月の週末で開催予定です。誰でも参加できます。英語に興味のある方、神戸が好きな方、そして通訳に興味のある方、皆さんのご参加をお待ちしています!

とても貴重な意見をお聞きすることができて楽しかったです。 ありがとうございました。

☑編集後記

今回は、これまで接点のなかった通訳者の方に大変貴重な言葉をいただくことができました。

今回のインタビューを改めてまとめると下記のような感じです。

  • 神戸通訳ツアー開催の経緯
  • ツアーの準備期間
  • 神戸通訳ツアーと阪神淡路大震災
  • 普段通訳をするにあたっての3つのポイント
  • 神戸通訳ツアーの狙いと将来像
  • 英語を話すときに心がけていること
  • 大西さんから見る通訳とは?

もう一度初めから読む場合はこちら

僕は、今回インタビューだけでなく、実際に神戸ツアーに参加したので、インタビューの内容がとても心に染みわたりました。

また、神戸ツアーを開催する予定があるとのことなので、もしお時間がある方は参加してみてはいかがでしょうか。

この記事を書いた著者

Tetsuya
Tetsuya
Cotoba PRESS編集長のTetsuyaです。
普段はイングリッシュスクールの運営・直接の指導とCotoba PRESSの編集に携わっています。
温かい言葉は、人と世界をつなぐことができると思っています。
言葉を通してみんながニコニコできる世の中になればいいなと思っています。

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