【合格体験記】 イギリス大学院 に合格したプロセス

こんにちは。ライターのティムです!
今回の記事は、 イギリス大学院 についてです。

私は去年の秋に、オックスフォード・ブルックス大学という イギリスの大学院 に書類を出願しました。
その結果なんと、「合格」をいただきました!!

日本では、まだまだメジャーではない海外大学院への進学。
そのため、情報集めに戸惑いましたし、そもそも進学の仕方もよく分かりませんでした。

そこで、海外大学院に少しでも興味があるあなたに、私の経験をもとに海外大学院へ進学した方法を伝えることができればな、と思います!

https://www.cotoba.press/2021/12/23/how-to-write-a-letter-of-motivation-to-get-into-a-graduate-school-abroad/

イギリス大学院 を考え出したきっかけ

私の場合、いろんな些細なことが積もりに積もって、イギリス大学院に進もう、と考えました。

簡単に言えば、英語教育を専門的に学びたい、留学がしたい、の二つの理由です。

私の昔からの夢は、「英語教師」です。そのため、大学では、「英語学」を専門に学んでいました。

教育についてもっと勉強したかったので、在学中に留学して教育学を勉強しようと考えていました。そこで目を付けたのが「交換留学」です。しかし、コース科目との折り合いで、留学をあきらめざるを得ませんでした。

というわけで、1ヶ月くらいの語学留学をするか、ストレートで卒業して就職するかを考えていました。

そんな話を友人にした時です。その人は、話を聞いてすぐに、イギリスの大学院に行けばいいじゃん、と言ってくれました。

そんな簡単に言うもんですから、しばらく目がまんまるになっていたと思います。

しかも、いくつか良さげな大学まで紹介してくれました。

いきなりの展開で、頭が追い付いていませんでしたし、もちろん、本音では、「いや無理でしょ」と思っていました。
でもその後、イギリスの大学院について色々と調べてみると、かなり興味深かったのです。

イギリス大学院 進学を決めた理由とその方法

まず、イギリスの大学院では、修士は基本1年で取れるんです。
なんでこれがメリットかというと、長期的に見たときに、1年留学の方が安くつくからです。

留学で一番悩ましいことの1つに、お金の問題があるかと思います。海外大学院の学費というものは、かなりお高いんで、、、。

もし、アメリカや他の国の大学院だったら、二年間の学費と生活費などもろもろを払い続けなければいけません。イギリスの物価は高いとよく言われますが、一年間の出費と考えれば、他の国に進学するよりは、よりリーズナブルにすむのかな、と思います。

また、入学試験というのはほとんどなく、書類選考だけで合否が決まるんです。

その書類内容はというと、

志望動機書や、推薦書、IELTSなどの英語レベルを証明するもの、パスポートのコピー、卒業証明書のコピーと成績のコピー、CV (履歴書のようなもの)

から判断するみたいです。コースや大学によれば、ほかにも出さないといけない書類、または出さなくてもよい書類もあるみたいです。

それと、全体的に大学の教育水準が高いのも良いなと思います。Times Higher Education社の世界大学ランキング2021年度版によると、トップ100にイギリスからの大学が11校も選出されています(日本は2校のみ)。

気になる方は、こちらをご覧ください。https://www.timeshighereducation.com/world-university-rankings/2021/world-ranking#!/page/0/length/100/sort_by/rank/sort_order/asc/cols/stats

あとは、シンプルにイギリス英語が好きなのと、イギリスに2回も旅行して親しみを感じていること、色々な国から学生が集まるため、国際色の強い大学が多いのも進学を決めた理由です。

イギリス大学院 合格へのプロセス

大きく、大学院進学のためのプロセスを分けると以下のようになります。

①大学・コース選び、②出願書類の準備、③進学準備

大学・コース選び

まずは、なんといっても大学とコースを選ぶところから始まります。

選ぶのが難しい方は、初めはザックリでいいと思います。

住みたい国や地域、金銭面などの現実的問題など、そういったところからだんだんと絞っていくと考えやすいでしょう。多くても4,5校くらいまでに絞りたいですね。

私の場合、「英語教育の勉強がしたい」から、派生して「TESOL」というコースに行きつきました。ちなみに、このTESOLというのは、Teaching English to Speakers of Other Languagesの略で、英語教授法のことです。つまり、英語を母語としない人に英語を教える方法を学ぶコースのことです。

このコースで学んだ証明があると、海外でも英語を教えることができるみたいなんです!もし、自分が日本の勤労観に疲れたら、海外逃亡しようかな、、。(笑)

冗談はさておき、
私は、2019年の10月末くらいまでに大学を完全に絞りました。なので、だいたい出願する1年前くらいにはこのプロセス①は完了しました。

ちなみに、私がオックスフォード・ブルックス大学に決めた理由は、

まず、オックスフォード大学との差別化を図るために、理論よりは実践に重きを置いているところ。ガンビアという国へのスタディーツアーがあるところ。そもそもオックスフォードという街がとっても素敵であるところ(これまでに2回訪れました)。そして何より、留学生へのケアがしっかりしているところも大きな決め手となりました。

余談ですが、2020年の3月、新型コロナウイルスでイギリスがロックダウンになる直前に、一度オックスフォード・ブルックス大学に訪れたことがあります。キャンパスツアーに参加したり、キャンパス内を散歩して食堂でご飯食べたりしてかなりイメージを沸かすことに成功しました。
あとは、TESOLを受講している学生とお話しもすることができ、大変有意義な時間を過ごすことができました。その後のメールでのやり取り、ZOOMでの相談なども丁寧で、こういったところからもオックスフォード・ブルックス大学へ行きたいと強く思うようになりました。

オックスフォード・ブルックス大学のキャンパス内

②出願書類の準備

大学とコースを選択できたら、次にその大学のウェブサイト等から出願書類を確認します。

だいたいは、先ほど上で述べたものが必要です。
[ 志望動機書や、推薦書、IELTSなどの英語レベルを証明するもの、パスポートのコピー、卒業証明書のコピーと成績証明書のコピー、CV(履歴書のようなもの) ]

この中で、一番すぐに手を付けるべきものが、パスポートのコピーです。その次に、英語レベルを証明するものです。英語レベルを証明するものは、イギリスだと IELTS という英語試験です。パスポートを一番初めに準備する必要があるのは、その英語試験を受けるのに必要だからです。
それから IELTS を受けましょう。大学院だと、だいたい IELTS 6.5~7.5のスコアが必要になります。

IELTSのスコアは2年間有効です。入学の時期を逆算して早めにスコアを取ることをオススメします。

私は、出願する3か月前に取得することができました。

IELTSの勉強の仕方に関しては、以前の投稿で紹介しましたので、以下をご覧ください。
https://www.cotoba.press/2021/04/15/ielts-score-up-tips/

しかし正直な話、この時点で、英語試験で必要スコアを取得しなくても大丈夫っちゃ大丈夫です。書類を提出する際にまだ取得していなくても、申し込むことはできます。その代わりに、入学するまでにそのスコアを取るか、プリセッショナルコースに入り、英語を向こうの大学で勉強することが必須になってきます。

そうなってくると、「じゃあ必要スコアをすぐに取得する必要ないじゃん」と思う方もいるかもしれません。しかし、それには2つの大きな落とし穴があります

まず、IELTSは、大学院だけでなく、給付型奨学金を申請する際にも必要です。そのことも考慮に入れて、早くに取得できれば申請できる給付奨学金の種類が増えます。この手の奨学金は、競争率の高さが異常です。そのため、申請できるものはどんどん申請していきたいところです。

そして、もう一つの落とし穴が、英語力です。ぎりぎりに必要スコアを取れるレベルになったところで、大学院レベルの授業についていくのは大変難しいと思います。志望動機書を書くのにもかなりの英語力が必要です。向こうで困らないためにも、早めにそのレベルに持っていき、どんどん英語力をつけた上で、進学するのが一番の理想形だと強く思います。

その次に、志望動機書と推薦書の準備をしていきます。私の場合、大学院側がCVの提出を求めていませんでした。そのため、CVについては今回は割愛しますね。コースや大学院によって提出が必須ですので、その辺りはきちんと調べておくと良いでしょう。

推薦書については、基本、自分をよく知っている人物1〜2人から書いてもらう必要があります。その人物とは、あなたが大学生であれば、ゼミの先生など、自分と関係の深い教授に頼むのが一番だと思います。

あなたが既に大学を卒業して就職しているのなら、自分をよく見てもらっている直属の上司などが良いと思います。

私の大学院だと、推薦状は1枚で良かったため、ゼミで大変お世話になっている教授に書いてもらうことにしました。

ここでポイントなのが、やはり時間がない中、書いてもらう大事な大事な書類なので、かなりの時間の余裕をもってお願いすることを心掛けました。出願する一年前に軽くお願いし、三か月前に真剣にお願いしました。そのおかげで、出願の一ヶ月以上前には完成版を受け取ることができました。

続いて、志望動機書です。これが個人的に一番大変でした。作成期間はなんと3か月です。この期間、教育実習なども含んでいたので、実質1~2ヶ月ほどかもしれませんが、かなり長い闘いだったことに変わりはありません。

出願するギリギリまで悩みに悩んでいて、生きた心地がしてませんでした(笑)これを読んでいるあなたは、私より早めに取り掛かって、余裕をもって完成させることを強くお勧めします!

*志望動機書については、お話しすることが盛りだくさんですので、以下の記事をご覧ください。
https://www.cotoba.press/2021/12/23/how-to-write-a-letter-of-motivation-to-get-into-a-graduate-school-abroad/

そして最後に、卒業証明書成績証明書です。当時はまだ在学中でしたので、出願時には、卒業見込証明書と大学4年の前期までの成績証明書を代用しました。

このようにして、2020年の10月下旬に大学院に書類一式を提出しました!

③進学準備

だいたい2,3週間ほどで大学院から結果が返ってきました。
冒頭でも述べたように、幸いにも合格を手にすることができました!

早くに結果が出たので、ここからは、急ぐことなく準備を進めていくことができました。

ここでいう結果には二種類あります。条件付き合格(Conditional Offer)無条件合格(Unconditional Offer)の二つです。大学生や、IELTSなどの英語のテストをまだクリアしていない方は、前者の条件付き合格を頂くことになります。私の場合、頂いたのは条件付き合格でしたので、それを無条件付き合格にする必要がありました。

具体的に、私がしなければいけなかったことは、順番に、①現在の大学を卒業すること②授業料の一部を支払うこと、の2つです。

つまり、大学を卒業するまで、これといったアクションを起こす必要は全くありません。

ただし、人によっては奨学金に申し込む必要があります。

先ほども述べましたが、給付型奨学金は種類がたくさんありますが、競争率がかなり高いです。もし、奨学金を申し込むのであれば、徹底した準備が必要です。大学院や将来の明確なビジョン、日本にもたらすことのできる恩恵など、しっかりとした考えが大事です。

給付する奨学金も高額なので、給付することによって得られるメリットを財団の方々も期待してますから、当たり前と言っちゃ、当たり前なのですが、、。

ここまで偉そうに言っておきながら、私が受けた奨学金は、全て書類選考の段階で落ちてしまいました。自分が痛い目を見たので、これを読んでるあなたは私と同じようにならないよう、きちんと徹底した準備をしていってくださいね。

ちなみに、給付型奨学金は、早いものだったら前年度の6月から、遅いものでも大学院が始まる年の5月くらいに申し込みができるものまで、種類は豊富です。
ただし、その条件も様々です。IELTSなどでの高いスコアを課すところもあれば、大学での成績(GPA)にかなり重点を置くところもあります。そのため、十分な奨学金対策をするためにも、早めの英語学習は必須とも言えるでしょう。

私の場合は、英語学習と志望動機書に力の大半を注がねばならず、奨学金対策をおざなりにしてしまっていたことは否めません。

最後に、無条件合格を手に入れたら、あとは、渡航の準備だけです。住む場所の確保、進学する大学院のCASの発行VISAの申請などが主にしなければならないことです。

CASというのは、正式に入学が決まった者に大学院から発行されるナンバーのことです。これがないとVISAが発行できませんので、ご注意ください。

海外大学院への準備のコツ

最後に、海外大学院の合格率を上げるちょっとしたコツを2つ紹介できたらな、と思います。

一つ目は、これはイギリス大学院のみに関してですが、できるだけ早く書類を提出することです。その理由は、簡単に言えば、合格率が上がるからです。なぜなら、イギリスの大学院では、来た書類から順に審査していくので、合格者がたくさんいる締め切り間近に比べると、早い方が自動的に合格しやすくなるのです。

そのため、私は、なるべく早く行動することを心掛け、10月中に書類を提出したのです。

2つ目は、コツといっても、小手先のようなものではなく、わりと当たり前のことです。

ずばり、分からないことは素直に聞く、ということです。

どんな些細なことでも、疑問に感じて、それがすぐには解決できないようであれば、すぐに連絡して聞くべきだと思います。

ここでいう、「聞く」というのは、大学院側に「聞く」ということです。相手側は、一番正確な情報を持っているので、下手に、周りの人やネットの情報をすべて鵜呑みにするよりは、絶対的に安心安全です。

探せばウェブサイトに載ってあるようなことを質問しても構いません。そんなことで合否には響きませんし、相手側も迷惑には感じないと思います。むしろ、「質問してくれている」=「うちに興味を持ってくれている」とプラスにとらえてくれるのではないかと思います。

実際に、自分は、これまでたくさん色んなことについて質問してきました。オックスフォード・ブルックス大学は、その点、かなり親切で、返信の文末に、「質問あれば、なんでも聞いてね」といつも書いてくれてました。

まとめ ~イギリス大学院 への合格プロセス~

以上をまとめると、出願へのプロセスは以下の通りです。
・大学・コース選び→出願書類の準備→進学準備
・英語力向上の重要性
・奨学金情報の収集

いかがでしたでしょうか?

海外大学院についてのプロセスについて、少しでも興味を持っていただいたり、理解が深まっていただければ幸いです。

See you soon and have a lovely day!

進学予定の イギリス大学院 
https://www.cotoba.press/2021/12/23/how-to-write-a-letter-of-motivation-to-get-into-a-graduate-school-abroad/

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