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兵庫県の外国人向けガイドブックをレビューしてみた(中国語・韓国語編)

みなさんこんにちは、Yuki. Aです。まだまだ続くコロナ禍のなか、家の中を整理していたら、こんなものが…

これは、去年の12月に神戸ルミナリエに行ったときに観光系のブースでみつけたパンフレットだったと思います。外国人向けにつくられた、兵庫県の公式ガイドブックです。私は外国語で書かれたパンフレットを収集するのが趣味で(?)、機会があればよく持って帰ります!(笑)

このときは中国語版と韓国語版を持って帰りました。表紙は似ていても、中身がガラリと違って「おもしろい!」と感じたことを覚えています。

今回は、筆者が気づいた兵庫県の外国人向けパンフレットのおもしろポイントを紹介していきたいと思います!

兵庫県の外国人向けガイドブックのここがイイ①:ネーミングセンス

表紙に書かれているガイドブックのタイトル「The Heart of Japan HYOGO」。なぜこのタイトルなんだろう?と疑問に思いましたが、次のページをみてみるとその理由がわかりました。

兵庫県には日本の標準時の基準となる東経135度を通るまちがあることから、「兵庫県は日本の中心」と紹介されているわけです。「中心」といえば「センター(center)」ということばも浮かびますが、あえて「heart」ということばを使ったのがオシャレだなと感じます。

兵庫県の外国人向けガイドブックのここがイイ②:観光客層を意識したページ構成

最初の紹介ページをめくると、中国語版では神戸でのショッピングサイトを特集したページになっています。これは、日本での買い物を楽しみやってくる中国人旅行客のことを考えたページ構成になっているということではないでしょうか?

中国語版のパンフレットでは、まず地図と共に「神戸4大ショッピングサイト」としてマルイ、大丸、旧SOGO、ミント神戸が紹介されています。次のページには中国人に特に人気のある薬品・化粧品とお店の紹介、その隣ページではUnion Payが使用できるお店が多いことをアピールし、観光客が買い物への意欲が高まるようなねらいになっていると思います。

それに加えて、ドン・キホーテ、東急ハンズ、ダイソー、家電量販店、アウトレットなど、日本ならではのショッピングサイトがたくさん紹介されていたのが印象的です。

一方韓国語版のパンフレットでは、神戸の観光地案内をはじめ、地域別の観光地案内が載っています。これは、買い物を重視する中国人観光客と比べて、個人旅行や観光地・グルメを楽しむ目的で日本に来る韓国人観光客にあわせた構成といえるのではないでしょうか。

北野異人館を紹介するコーナーでは、地図や写真だけではなく、韓国ドラマ「スターの恋人」の撮影地、という情報も掲載されていました。韓国人観光客に愛着を持ってもらえそう!

また、読み進めていくと、中国語版とは違ってお土産品よりは観光スポットやグルメ中心のガイドブックになっていました。中盤では「グルメ特集」のようなコーナーがあり、神戸牛、カニ、灘の酒、南京町の中華料理などが紹介されています。

兵庫県の外国人向けガイドブックのここがイイ③:便利なお役立ちコンテンツ

ガイドブックの最後にそれぞれの言語でマップが掲載されているのはもちろんのこと、案内所情報や便利な乗車券案内、他にもお役立ちコンテンツを見つけました。

韓国語版では、「指さし会話表」を発見。よく市販のガイドブックに載ってるやつですね!公式の無料ガイドブックにこれがあると便利だし、ことばに不安があっても安心して観光できそうです。

また、一年の行事・祭りが載った「イベントカレンダー」があり、ただ観光地に行くだけでなく季節の行事を楽しめるようになっていてとてもいいんじゃないかと思いました。それにこのカレンダーをみれば、他の時期にも日本旅行に来てもらうきっかけができそう。

まとめ

兵庫県の外国人向けガイドブック(中国語・韓国語版)には、観光地の案内や写真が載っているだけでなく、便利なお役立ちコンテンツがあったり、観光客のニーズに合わせてページ構成が工夫されているのが印象的でした。

今は外国からの旅行客を積極的に受け入れることはできない状況ですが、これからもこのようなガイドブックをはじめとして、兵庫県が外国人観光客の方々にとって旅行しやすい場所だといいなと感じました。

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