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学校再開に向けた親子の心構え【8つ】

みなさん、こんにちは。

ことばのちから スクール長のミッキーです。

今年に入って突然現れた新型コロナウィルス。

先の見えない緊急事態宣言が発令され、みなさんの生活は混乱しました。

だれもが試行錯誤を繰り返し、2020年の春を過ごしてきました。

それでも、いよいよ5月2週目、3週目ごろから全国各地で学校生活が再開されようとしています。

今回は、どのように新しい生活を再開させるのが、子どもたちにとっていいのか、県立高校で6年指導、教員免許は小学校、中学英語、高校英語、高校商業と複数所持、今はイングリッシュスクールのスクール長である僕からアドバイスできればと思います。

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フルスロットル100%で普通の生活に戻ることは難しい。スロースタートのすすめ

今回の緊急事態宣言の中で、生活はとても制限されました。

外出もほどほどに、学校がなくなり、子どもたちの生活リズムは劇的に変化しました。

そんな中、明日から学校が始まりますとなるわけで、普通の生活リズムに戻すわけですから、多くの子どもたちの中で、心理的な変化が起こると予想されます。

学校は、分散登校、午前中授業など、社会情勢、子どもの健康などを見ながら普通の生活に戻す計画を立てているでしょう。

今回の異例の事態は、生徒、保護者、先生、学校、全ての人が経験したことのない状況から回復できるように懸命に取り組んでいます。

それでも、一度、普通の生活リズムを崩した子たちが、明日から100%フルスロットルで普通の生活に戻ることは難しいと容易に判断がつきます。

F1などのレーシングカーは、いきなりレースでエンジンスタートで300km/h出すことはありません。必ず暖機運転を行います。

子どもたちも同じだと思います。

子どもたちには、100%フルスロットルで普通の生活に戻るように言いすぎないように、心の余裕を持って声掛けしていきましょう。

勉強の仕方が大きく変わる。これからは勉強を貯める習慣を。

先の見えなかった生活から、見える生活に変わってきましたが、まだ安心はできません。

新型コロナウィルスの第2波がやってくるものだと予想して生活する必要があります。

例えば、新型コロナが再襲来、緊急事態宣言が発令となると、また学校は休校となってしまいます。

つまり、年間学習指導要領に求められている授業時間が削られるわけです。

春先でいったん終息した新型コロナは、2か月分の学校の遅れを取り戻すべく、夏休みを大幅に削って、授業時間に充てることになりそうです。

夏休みが短くなり、がっかりされたことだと思いますが、この先、第2波が襲来した場合は、残念ながら、もう休日を削るところがなくなってきます。

その場合、どうしても授業を本年度で終わらせようとするのであれば、向かう先は、6時間目のあとの7時間目、8時間目、下校時間は、3時だったものが5時になるといったことも起こりえます。

すると、習い事に通えなくなる、習い事の時間帯がもっと後ろに回る、習い事からの帰宅時間が遅くなる、朝の学校の始業時間は同じなので睡眠時間が削られる。といった最悪の事態も予想されます。

こういった事態も十分に考慮にいれ、対策をしていくことが勉強の予防措置になると思います。

時間がある時には、自発的に勉強しておき、勉強を貯めておく習慣が大切だと言えるでしょう。

友達・仲間の大切さ。こんな機会だからそ深めよう繋がりを。

友達・仲間については、僕の住まいの近くでは、公園や家の前でも子どもたちが遊んでいるのを見て安心していたので問題ないかなと思います。

しかし、子どもたちのストレスの度合いは目で見えるものではありません。

学校が再開したときに、マイナスの方向にいってほしくはないなと思っています。

逆にこういった不測の事態に、みんなが団結して同じ方向を向いて支えあっていってほしいなと願います。

大人ではわからない子どもだけのネットワークの取り方があるので、ルールを守って友達・仲間のつながりを深めていきましょう。

部活との向き合い方に変化が。新型コロナの経験をバネにして良き仲間と歩もう。

部活が先行して始まっている中学校、高校はあるようですが、目に見えない新型コロナなので十分に注意をして活動をしましょう。

夏休みが大きく削られることにより、夏休み期間に設定されていた多くの大会が中止、延期になると予想されます。

目標とする大会に振り回されないように練習しましょう。

これからの時期は気温も上がってきます。生活のリズムも含めて体調には十分に気をつけましょう。

中学校、高校の最高学年の3年生は、多くの運動部で総体がなくなっていると聞きます。

文化部においても、コンクールの開催延期など年間スケジュールが決まっていないこともあります。

部活の意義は、総体、コンクールだけではありません。

もし、最後の大会が参加できない場合は、とても残念だと思いますが、そういった経験をバネにして、良き仲間と歩んでいきましょう。

季節の行事の代わりに子どもたちとの触れ合いをこれからも大切に。

私の住まいの近くの学校では運動会がなくなると聞きました。

そういった行事は、学校生活において思い出作りや息抜きとなる大切なものですが、今後、授業数を優先するため、中止となることが予想されます。

子どもの成長を見る大切な行事ですが、今年は致し方がないところもあります。

行事を見に行けない親御様は、その分、ご家庭で子どもたちと触れ合いを多めにとっていきましょう。

入試・受験への向き合い方。まずはアンテナを広げよう。

今年の受験生は大変な時期となってしまいました。

ことばのちからの生徒たちは、緊急事態宣言の中でもオンラインを主軸として勉強の糸を切らせませんでした。

これからも、どんな事態になってもこの意識を持ち続けていきましょう。

合格したい目標を持った後は、まずは、その合格したい学校がどのような学校なのか、常にHPなどで最新情報などを手に入れましょう。

くれぐれも先生任せにすることなく、まずは自分から情報を取りに行きましょう。

もし近くに志望校の先輩がいたら聞くこともお薦めします。

どんな入学方法があるのか、学校の様子は、など受験だけではない情報が手に入ります。

各種検定への取り組み。可能であれば早い目の受験を。

イングリッシュスクールのスクール長として、各種検定への取り組み、とりわけ英検、英検S-CBT、英検CBT、TOEICは、スクール内でも注視しています。

例えば、この度の英検CBTでは4月の開催予定だったものが、5月に延期、更に延期でいまだに検定日が確定していないという状況に陥っています。

この先、新型コロナの第2波が襲来した場合は、再度受験予定だったものが延期になる可能性が高まります。

英検は、中学、高校、大学等の入試・受験でも加点対象になってくることが多いので、計画性をもって、可能であれば早い目に受けている方がいいでしょう。

すべては個人の努力次第。この苦難を乗り越えよう。

小学生のお子様に個人の努力次第だよと伝えてもなかなか自発的に勉強につながることは少ないかもしれません。

そういった場合は、将来の夢を改めて聞いてみるのはどうでしょうか。

将来の夢の年齢から逆算をして、10年後、5年後、1年後、半年後、1か月後の達成目標を一緒に考えてみましょう。

この目標設定の方法は、かなり有効です。

遠い目標から近い目標を見つけることができます。

目標が見つかったら、あとは個人の努力次第。

温かく子どもをサポートしていきましょう。

この前代未聞の苦難を乗り越えることができたとしたら、これから先のどんな苦難も乗り越えることができるかもしれませんね。

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