
英検でよく言うCSE2.0とかCEFRって何なんだろう?
英検でよく言うCSE2.0とかCEFRって何なんだろう?
記事を分かり易くするための用語の定義
・英検 =従来型英検、3技能のテストに合格すると、面接へ進むテスト
・英検CBT =1日で4技能のテスト、パソコン入力が基本 英検S-CBTに統合(2021年2月10日)されました。
・英検S-CBT=1日で4技能のテスト、パソコン入力もしくはマークシートに鉛筆で記入
>>英検、英検S-CBT、英検CBTについて、詳しく知りたい場合は、このページを合わせてお読みください。
この記事では、英検CSE2.0とCEFRについて少し詳しくなります。
英検CESからCEFRの変換方法も教えます。
まずは、各言葉の定義について見ていこう!
CEFRとは?
CEFR とは、Common European Framework of Reference for Languages の略。
日本英語検定協会 https://www.eiken.or.jp/cse/
語学のコミュニケーション能力別のレベルを示す国際標準規格。欧米で幅広く導入され、6つのレベルが設定されています
CEFRは従来型英検でいうところの1次試験と2次試験の合計点で求められます。
主に各種検定(英検、TOEFL、ケンブリッジなど)において一定の基準を設け、受験者がどの検定を受けてもCEFRにて受験者の英語レベルがわかる仕組みにしたものです。
毎年、微妙に基準値を動かし、一様にレベルを分ける調整を行っているようです。
もう少し分かりやすく説明すると、自分の英語力が国際的にみてどの程度なのか、それを知ることができるのがCEFRです。
注意したいことは、例えば、英検2級を受験した場合は、どんなにスコアが良くてもB1までとなり、B2にはいけないことです。
逆に自分のレベルに合っていない英検の級を受験してしまい、下限値を超えてしまうと、CEFRは表示されません。英検2級で言えば、下限値を下回ってしまった場合、A1とも表示されないことになります。
今のところ僕の個人的な意見では、問題形式、受験環境が違う各種検定を受験し、そのスコアをもって受験者の英語のレベルを図ることは、大まかに決めることはできても、細かいところで無理があるように感じます。
それはまた読者様のご希望があれば打ち明けたいと思います。

https://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/30/03/__icsFiles/afieldfile/2019/01/15/1402610_1.pdf
CSEとは?
「英検CSEスコア」は、ユニバーサルなスコア尺度CSEを英検の各級で表記したものです。
英検CSEスコアを参照することで、自分の今の英語力や伸長度が一目でわかり、英検級のステップアップはもちろんのこと、生涯学習にも最適な指標となっています。
国際標準規格CEFRにも対応し、英語の4技能(リーディング、リスニング、スピーキング、ライティング)のスコアとトータルスコアが表示されます。
日本英語検定協会 https://www.eiken.or.jp/cse/
英検CSEスコアは総合的な英語力を知ることができます。
また、技能ごとの能力を絶対指標で知ることができます。
つまり、今の自分がどんな能力が優れていないのか。逆にどんな能力が足りているのか。を知るいいきっかけになるんだね。
ところで英検CSEスコアを導入したのはいつだろう?
答えは・・・
2015年度 英検CSE1.0導入
2015年12月18日 英検CSE2.0発表
一方でこちらは英検が作成した英検CSEスコア表です。

https://www.eiken.or.jp/cse/
この英検SCEスコア表を眺めるよりも具体的に見ていくことで、その表の見方が見えてきます。
低いレベル>>高いレベル
A1>>A2>>B1>>B2>>C1>>C2
A1=レベルが一番低く、C2=レベルが一番高い
例えば、準1級のCSE2.0の最高得点は、2250(1次最高得点)+750(2次最高得点)=3000です。
準1級のCSE2.0の合格基準は、1792(1次合格最低得点)+512(2次合格最低得点)=2304です。
もう一度表を見てください。
英検準1級の満点が赤色の部分で3000点、合格点は2304点になっているのがわかると思います。
CSEからCEFRへの換算方法
それでは、英検を受験して、得られたCSEのスコアをCEFRに換算していきましょう。
これは個人で換算する必要があります。
ちなみに、大学共通テストに用いられるCEFRは、その不完全さから2020年度は見送りになりましたのは記憶に新しいことだと思います。
CSE2.0が2600~3300>>CEFRはC1となります。
CSE2.0が2300~2600>>CEFRはB2となります。

ここで疑問が出るわけです。
もし、CSEが2600点ちょうどだった場合、この図からはC1かB2かはこの図から読み取ることはできないからです。
英検サービスセンターへ問い合わせをして確認を取りました。
もし、準1級においてCEFRのC1とB2のちょうど境目の2600を取った場合はどちらになりますか?
2600ちょうどはB2扱い、2601~はC1となります。
なるほど。私も理解できました。
言い換えると、準1級の場合、合格すれば、CEFRはB2またはC1ということになります。
あとは、自分でC1かB2かを判断することになります。
従来型の英検の場合、2次試験に行けば、一気にスコアが跳ね上がりますが、1次試験までだと、1792点以下となるためCEFRはA2またはA1となります。
英検2級を合格していれば、CSE2.0のスコア範囲によりB2またはB1となります。
英検合格が英検CSE誕生の2015年よりも前だったら・・・
英検にてCSEスコアを導入したのは2015年度からということです。
英検サービスセンターにまたまた問合せしてみました。
英検は生涯資格だと思いますが、 2015年以前に合格した英検2級のCSEってどうなりますか?
例えば、2014年合格証明書は再発行できます。
対応できるのは、合格証明書2014年~をCSE2.0で表示できます。
では2013年以前の英検についてはどうなりますか?
CSEスコアは出せません。
あ、そうなんですね。ありがとうございました。
まとめ
今回は、英検CSEとCEFRについて、具体的な例を用いてCSEからCEFRを換算する方法を説明しました。
あなたの英検CSEスコアはいくつですか?
時間があれば、CEFR確認しておくと英語学習のモチベUPになるかもしれませんね。
一度数字を追いかけてみると、あなたの国際的な英語のレベルが判定できると思います。
それではまた。
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