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モビリティ・ドリームを胸に ─ GAIUS(ガイウス)電動三輪バイクを通じて子どもたちに届けたい「ものづくり」の仕事の可能性

私は三輪バイク、特に屋根付きのモビリティが大好きです。かつてホンダ・キャノピーを3台、さらに ADIVA AD3(400 cc)を1台、街乗りや通勤に活用してきました。前面にシールド、屋根である“天井”があるので、少々の雨や風、寒さも防げて快適です。そんな私が、2025年10月に Japan Mobility Show 2025(ジャパンモビリティショー) のプレスデーに参加した際、とても印象に残ったのが GAIUS(ガイウス)オートモーティブRapide 3(ラピード3) という電動三輪バイクでした。


GAIUS(ガイウス)とは? — ゼロカーボン物流を支える未来の商用EV

GAIUS(ガイウス)オートモーティブは、台湾・台中市を拠点とする企業で、商用用途に特化した電動三輪車を開発しています。彼らのミッションは「高品質な電動車両をベースに、車両管理とエネルギー管理を統合した総合ソリューションを提供し、配送の高効率化とゼロエミッションの未来を実現すること」。

その主力モデルが、Rapide 3(ラピード3)。これはただのバイクではなく、業務用EV車両として、ラストマイル配送、物流、EC事業者、郵便、さらには警察・消防などの公共機関でも活用が想定される、非常に先進的な三輪モビリティです。


Japan Mobility Show 2025で見た Rapide 3 — 安全性と積載力が圧倒的

ショーの会場で、私は実車を目の当たりにしました。屋根付きモデル(キャノピー仕様)と屋根なし(スタンダード仕様)があり、特に印象的だったのは、1000リットルにも及ぶ超大容量のカーゴボックス

ラピード3の技術面も非常に高度です:

  • 35°ティルトシステム(特許):コーナリング時にも高い安定性を保ち、積載時でも重心を動的にコントロール。
  • 安全装備:ABS(アンチロックブレーキシステム)、CBS(コンバインドブレーキシステム)、デジタルドライブレコーダー(前後)、リアビューカメラ、ブラインドスポット検知など。
  • 電動パーキングブレーキ(EPB):坂道でのずり落ちや転倒を防ぐ。
  • リバース(バック)機能:手元スイッチで後進に切り替わり、リアビューカメラがモニターに映る。
  • 電池:14.2 kWh(もしくは報道によれば 14.5 kWh)リン酸鉄リチウム(LFP)バッテリーを搭載。
  • 回生ブレーキ:運動エネルギーを回収し、航続距離を延ばす仕組み。

仕様としては、最高出力13 kW(普通二輪の250~400ccクラス相当)、最高速度75 km/h(報道によって多少変動あり)、航続距離は満充電で約180 km。

また、カーゴボックス(荷台)は W 1017 × L 1017 × H 1241 mm(外寸)、内寸は W 940 × L 940 × H 1110 mm と非常にゆとりがあります。gaiusauto.com


実演で見た驚き — 倒しても荷台はびくともしない堅牢性

私が取材中に見たデモンストレーションでは、ラピード3をかなり強く傾けても(=バイクを“倒す”ような状態で走らせても)、後輪部の荷台部分はびくともせずにしっかりタイヤは地面に接している印象でした。この剛性と安定感は、これまで三輪バイクを見てきた中でも非常に強く感じたポイントです。


運用を支える未来技術 — Fleet Management System とスマホ連携

GAIUSが強く打ち出していたのが Fleet Management System(車両群を一括管理するシステム)。これは、運営者が車両の位置・稼働状況・バッテリー残量などをリアルタイムに把握できる仕組み。

さらに、スマホアプリを通じてドライバー自身も車両情報を確認・管理可能です。これにより、業務運営における無駄を削減し、効率化を強力に推進できます。


なぜ子ども〜大学生、その保護者にこそ見てほしいのか:未来の「働く」を考えるきっかけとして

Cotoba PRESS を読んでくれている、幼児・小中高生・大学生、そしてその保護者の皆さんに声を大にして伝えたいのは、この Japan Mobility Show のような展示会に参加すること の意味です。

  1. 学びの教科を超えて、ものづくりの現場を体感できる
     英語や数学、理科など学校で学ぶ教科はとても大事ですが、展示会ではその延長で、実際に世の中で使われている技術やデザイン、安全性の工夫、高度な電池技術などを「目で見て触れて」理解できます。
  2. 将来の仕事への興味・関心が芽生える
     私がラピード3を見て感じたことは、ただの配達車ではなく、環境、社会課題、公共サービスを支える“未来の仕事”の一端を担っているということ。子どもや学生がこういう技術を実際に見ることで、「自分はエンジニアになりたい」「将来はものづくりの仕事がいい」という夢を持つきっかけになります。
  3. ものづくりに携わる喜びと責任感
     三輪バイクを単なる趣味として乗るのも楽しいですが、それが社会インフラや物流、非常時の緊急医療などに使われる車両になる可能性を知ると、技術を作る・支える側の責任感ややりがいも増します。

個人的な比較:私が乗ってきた三輪バイクとの違い

私自身、ホンダ・キャノピー(3台)や ADIVA AD3(400 cc)を愛用してきました。その経験から、ラピード3の“強さ”を特に実感しました。

  • 雨・寒さ対策:私のキャノピーも屋根とシールドがあるので通勤やお買い物には非常に便利でした。ラピード3のキャノピー仕様も同様の居住性を持ちつつ、業務用として積載力や運動性能が段違いです。
  • 転倒経験:かつて ADIVA AD3 を停車時に倒してしまったことがあります。重さや構造的な不安定さが一因でした。しかし、ラピード3はティルト機構と強固な構造、電動パーキングブレーキやチルトロックがあるため、その心配がかなり軽減されているように感じました。

社会貢献・業務用途としての可能性 — 未来の物流と公共機関

ラピード3が目指すのは、ただ「電動三輪バイク」ではなく、 ラストワンマイルの配送における効率化。EC事業者や配送会社、郵便事業などにとって非常に魅力的なプラットフォームです。

また、その高い積載力やカスタマイズ可能なカーゴボックス(扉の位置やデザインを企業カラーに合わせられる)により、 警察・消防など公共機関 における特殊用途への応用も想定されています。例えば狭い道路での緊急医療器具の搬入、酸素ボンベなどを運ぶ用途など、“ミッション・クリティカルな車両”としての価値が非常に高いと公式も明言しています。

また、iFデザインアワードを受賞しており、そのデザイン性や実用性、安全性が国際的にも認められています。


デメリットや課題 — でも、それも学びの一部になり得る

もちろん、ラピード3にも現時点での課題があります。

  • 駐輪・ちょい乗りには大きい:街乗りやちょい乗り、「近所の買い物」用途には、ややサイズが大きめで取り回しが難しい。
  • 導入コスト:業務用EVとして高性能ですが、その分初期導入費用やインフラ(充電など)が必要。
  • 技術習得・維持管理:Fleet Management や車両の電動システムを使いこなすには、運営者側に技術リテラシーが求められる。

しかし、これらの「課題」も、将来モノづくり・運営・マネジメントを学ぶ学生や子どもにとっては、チャレンジの材料です。こうした実際の問題を目にし、どうすれば解決できるかを考えること自体が、未来のキャリア教育につながります。


まとめ:子どもたちに伝えたいメッセージ

  • 学校での勉強(英語・数学・理科など)は大切ですが、それだけでは“未来の仕事”のリアルな姿を見通すのは難しい。
  • 展示会(モビリティショーなど)に参加すること で、技術・デザイン・社会課題への応用を肌で感じる経験が得られる。
  • GAIUS のような企業は、物流、公共サービス、ミッションクリティカルな運用を支える未来モビリティをつくっており、ここにはものづくりの夢と責任がある。
  • 子ども・学生がそういう現場を知ることで、「エンジニアになる」「技術で社会を支える」「環境と人にやさしい未来をつくる」というキャリア観が育まれる。
  • 保護者としても、未来のモビリティ技術を理解し、子どもの興味を応援する姿勢を持つことは、次世代への大きな投資になる。

GAIUS の Rapide 3 を見て感じた「未来の仕事」と「ものづくりの可能性」は、Cotoba PRESS の読者のみなさんにこそ伝えたい重要なテーマだと思います。子どもから大学生、保護者の方まで、ぜひ展示会への参加や技術への関心をきっかけに、モビリティとキャリアの未来を考えてみるのはどうでしょうか。

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